お店のターゲットの絞り方がわかりません。マーケティング調査は必要か?

起業・開業よくある質問をまとめました
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ご質問内容

事業を開始したばかりなんですが、ターゲットの絞り方がわかりません。
もっとターゲットを絞った方がいいと周りから言われます。
でも、どう絞ったらいいか悩みます。

ショップパートナー代表中島将文SVを約10年経験した開業準備のプロが答えます
ショップパートナー代表 中島 将文 
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代~40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。
[ プロフィール ]

回答します

実はこの疑問、起業や開業した方からよくいただく質問です。
まず基本的なことからお話します。

起業・開業にはおおきく分けて2つの種類がある
1)経験者起業・開業
いわゆる、「独立」です。今までスタッフとして、従事していて、独立して自分の店を持つパターンです。例えば、美容室で働いていて、数年後自分の店を持つのはこのパターンです。
2)未経験者起業・開業
全く畑違いのビジネスを始めるパターンです。例えばアパレルメーカーの会社員で、カフェをやるなどがこれにあたります。

恐らく、ターゲットが絞れない方は後者の、「未経験者起業・開業」なのではないでしょうか?
この場合最初からターゲットを絞ることは不可能だと私は思います。

それはお客様が求めているものがわかっていないからです。

まず、「商売の原則はオンリーワンの商品でターゲットを絞って、販売する」
これは間違いありません。
周りの方が言っていることは正しいことです。

ただ、未経験で起業したかたは、まだそのステップには届いていないということです。

ざっくりいうと、
商品がA、B、C、D、Eと5種類取り揃えていたとします。
そのうち、お客さんが100人来て、60人がB商品を購入していきます。
ということは、B商品が売れやすいように、かつB商品を買い求める方の趣味趣向にあう事業展開にするということです。
これが、ターゲッティングです。

例えばカフェで5種類のあるサンドイッチのなかで、ハムサンドがすごく売れます。
ということは、そのハムサンドにお客様が価値を感じてくれているということです。
ハムサンドの種類を増やしたり、大きさを変えてみたり、ハムサンド専門店にしてみたりすれば、自然とお客様は求めてきてくれるはずです。

そのイメージがまだ沸かないのであれば、あまりターゲットを絞らず、利益性が悪くても、まずは顧客の数をコツコツ増やしてください。分母の数がないと調査できないからです。
すると、人気商品の他にも、性別や年齢層、価格帯などが見えてきます。
それが、「ターゲット」になります。

ただ忘れてはいけないのは、ただがむしゃらにやればいいという訳ではありません
ライバル店の特徴や、流行などをよくみて、どんなものがうけるのか仮定をたてて、テストしてみる。
これをがむしゃらに繰り返してみてください。
そのスピードが速ければ早い程、波に乗ることができますし、のんびりしているとタイムアウトになると思います。

ただ、大手のターゲッティングは例外です
大手は費用をかけて、プロジェクトチームを作りマーケティング調査を行い、市場があると見込んだビジネスを行います。
大きな人数と多額の費用が尽きてしまうからです。しかし大手でも完璧にマーケティング調査ができるわけではありません。その前段階で、同じようなことをやるのはよくあることです。
 
これは起業したての方の話だと思っていますよね。
開業5年や10年経ってもここから抜け出せないかたも多くいます。
私のお客様にも現在進行形の方がいます。
マンツーマンのフリートークプランを活用すれば、アドバイスできます。きっと大きなヒントになると思います。


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プロフィール

中島 将文
中島 将文ショップパートナー代表
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代~40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。