小さな雑貨店を開業します。費用の内訳はどんなものがありますか?

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ご質問内容

小さな雑貨店を開業します。費用の内訳はどんなものがありますか?
 
雑貨店


ショップパートナー代表中島将文SVを約10年経験 開業準備のプロが答えます
ショップパートナー 中島 将文(ナカシマ・マサフミ)
 
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代~40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。

回答します

雑貨店はカフェやレストランと違い大がかりな設備投資が必要ありません。基本客席やテーブルなどもないので、開業資金に合わせて調整しやすいのが特徴です。

★小さな雑貨店開業にかかる費用
・テナント初期費用
小さなものであれば1坪ショップから始められます。例えば家賃が7万くらいであれば、ざっと63万円くらいは最低かかります。
10万の家賃なら、最低90万くらいかかります。

・内装費
基本商品ありきなので、内装費はそれほどかかりません。30万~60万くらいで仕上げている方もいます。
イメージを崩さない程度で問題無いと思います。
ちゃんとした内装を考えているのであれば、坪10万~30万くらいでしょう。

・仕入れ
これが、開業資金を大きく左右するところです。ポイントは客単価にかかわってきます。
開業資金を抑えるということは、仕入れ額もやすくなります。
客単価が300円のお店で、100人お客様がきて、30,000円です。そこから、仕入れを引くとあまり効率の良いビジネスではありません。
客単価が6,000円のお店で、100人お客様がきたら、600,000円なので、同じ労力だとしたら、客単価を6,000円にした方がいいことになります。

しかし、開業資金を抑えすぎると安い商品しか仕入れできないので、結果利益体質にできない傾向にあります。
なので、ある洋品店では、小規模ながら、初期仕入れで300万~500万くらい仕入れたりします。

・人件費
小規模の店舗であれば基本1人で営業はできると思います。ただ、雑貨屋さんは目が届かない分、万引きの発生率も高いのでそのリスクはあります。スタッフを雇い入れる場合、1ヵ月20万くらいは、かかるので、それを払って黒字になれば問題ないでしょう。

・什器・備品
什器とは商品陳列棚のことです。コンビニのように大勢のお客様がくるわけでなければ、それほどしっかりしたものでなくても大丈夫です。
通常什器は、鉄で出来ているものが多いですが、木製の棚でもOKだと思います。工夫次第で何とでもなります。
レジは必要になります。最近はiPadを代用するパターンが増えてきました。

・梱包・包装紙
雑貨屋さんのこだわりが出るところです。プレゼントなど包装紙目当てにくるお客様もいるくらいです。高価なものというより、しっかり吟味して選んでください。
5万円くらいは想定しておいてください。
 
フリーマーケットと違いが無くなってしまう場合も

例をあげればキリがありませんが、雑貨店は商品が無いと話になりません。品数も大切です。
初期費用を安くしたい気持ちはわかりますが、あまりお金をかけないとフリーマーケットと大差ありません。店舗を構えるのであれば、事業性を持って、利益のしっかり出るお店になるように考えることをおすすめします。


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プロフィール

中島 将文
中島 将文ショップパートナー代表
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代~40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。