社名や屋号は早く決めないと支障がありますか?

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ご質問内容

社名や屋号は早く決めないと支障がありますか?
 
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ショップパートナー代表中島将文SVを約10年経験 開業準備のプロが答えます
ショップパートナー 中島 将文(ナカシマ・マサフミ)
 
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代~40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。

回答します

「なかなか思いつかないから、看板を作るまでに考えればいいや~」と後回しがちですが、意外と早い段階でお店の名前は決める必要があります。
というのも、開業準備中でもあちこちで使うのがお店の名前です。
お店の名前の役割のお話をします。

法人なら会社名・個人なら屋号
法人をつくるのであれば会社名を登記します。一度登記してしまったものは後から変更することは容易ではありません。
個人事業主として開業するのであれば、「開業届」に屋号を記載します。これを提出しなければ、個人事業主を開始することができません。因みに、開業届の屋号は未記入で、確定申告の時に書き足すのでもOKです。
なので、個人の場合は多少猶予があります。

ホームページのドメイン
開業準備中にホームページのドメイン取得します。ドメインというのは、〇〇.comの〇〇の部分です。
やはりこれも、お店の名前が決まっていないと作成できません。
それに、FacebookページやTwitterをやりたいのであれば、それも決まりません。

銀行口座が作れません。
社名や屋号が決まらないと、口座が作れません。取引先も徐々に決まってきて、口座を伝えたいけど、まだ無いんです・・・なんてことになります。
一時的に個人の口座にすることも可能ですが、後の会計処理が少し厄介になるので、専用の口座は早めに作った方がいいと思います。
個人事業主の場合は注意してください。開業届に屋号が未記載の場合は、屋号付き口座が作れない可能性があります。
 
このように、お店の名前(社名・屋号)が決まっていないと、意外なところでつまづきます。
適当に決める訳にもいきませんが、色々なところに支障が出ることは間違いありません。早いうちに候補を出して、消去法で絞り込んでいく作業を進めてください。屋号ありきで起業・開業した方がスムーズだということです。


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プロフィール

中島 将文
中島 将文ショップパートナー代表
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代~40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。