個人事業主におすすめの口座をおしえてください（ネット銀行）

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ご質問内容

個人事業主におすすめの口座をおしえてください。

By: MIKI Yoshihito

SVを約10年経験　開業準備のプロが答えます
ショップパートナー　中島将文（ナカシマ・マサフミ）

建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代～40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。

回答します

これはよく聞かれる質問です。
個人事業主として、スタートするにあたり銀行口座はどこの銀行が良いか説明します。

まず、基本的なことをおさえます。
個人事業主として開業するとき、帳簿をつけます。有名なところで弥生会計など聞いたことがあると思います。
私のお客様は、クラウド系の会計ソフトを使う方が多いですが、帳簿をつけるだけなら弥生会計などのローカルソフトでもいいと思います。
その会計ソフトに「銀行口座」を登録します。

銀行口座は、「日常で使っている口座と一緒ではいけない」と決まりがある訳ではないですが、帳簿の付け合わせなど数字が追いづらくなるので、通常個人事業主専用に「口座」を開設します。

★新規開設する口座は、どこの銀行がいいのか？
結論から言うと用途に応じて使い分けるといいと思います。
今回は、振込に特化した便利で手数料が安いネットバンク系の口座を紹介します。
代表的なところで、新生銀行や、ジャパンネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などがあります。

私のおすすめは、「住信SBIネット銀行」です。
特徴は、基準を満たせば月に３回まで、他行あての振込み手数料が無料になります。
それに家賃や保守料などは、自動的に毎月決まった日に振り込まれるので便利です。
因みに新生銀行は、月５回なので回数は多いですが、そういった機能がありません。
気になる「基準」ですが月末に残高100万円が入っていることが条件です。

この100万円デメリットのように感じますよね・・・
実はこの100万円の余剰金が入金されていることが個人事業主にとって良いことなんです。

・振込み忘れや残高不足が防げる
取引先からの信用というのは日々の態度や姿勢も大事ですが、支払が遅れることを一番嫌いますし信用を失います。
言うと、「だらしない人」と判断されます。
この余剰金があれば、万が一支払日に入金を忘れていても、とりあえず払えるのでうっかりが防げます。

・万が一の資金ショートを防げます
この100万円は、基本無いものと思ってください。銀行維持費くらいの感覚でもいいと思います。
そうすると万が一資金ショートしても、この100万円でしのぐことができます。
気持ちの問題ですが、人は切羽詰まらないと動けません。そんなとき最終手段この100万円が救ってくれます。

・急な予定外の支払いが必要な時この100万円が運転資金になります
例えば、「店舗のエアコンが壊れた」や、「運営に必要な機材が故障した」など、急な出費があります。
そんなときは、急に銀行が借してくれる訳がありませんので、個人資金で支払ったり、誰かから借りなくてはいけません。
この余剰金100万円が一時的な運転資金になるので、急な資金集めに走らずとも、とりあえず過ごすことができます。
お金のことは後からじっくり考えて、冷静に行動できる余裕ができるということです。

普段使っている銀行でもいいですが、同一名義で複数口座を持つことができない場合があります
今回、住信SBIネット銀行を例に出しましたが、全くネットバンクを使ったことが無い方へ向けて説明しました。
既に、他のネット銀行を使っている方は慣れた口座で良いと思います。
個人事業主ですので、個人名義での契約でOKです。屋号付き口座は作れない場合があります。
それと、同じ銀行同一名義で複数の口座が持てないこともよくあることですので、詳しくは直接聞いてみてください。

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プロフィール

中島将文ショップパートナー代表: 建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代～40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。

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