ご質問内容

２階以上の店舗でもお客さんは来ますか？
 

SVを約10年経験　開業準備のプロが答えます
ショップパートナー　中島 将文（ナカシマ・マサフミ）
 
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代～40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。

回答します

２階以上の店舗を「空中店舗」といいます。
メリット・デメリットがありますのでお話しします。

★メリット
なんといっても１階より家賃が安い
以前銀座で物件を探したことがあります。
１階の路面店で３桁の家賃でした。２階以上の店舗で家賃が1/8程度になる物件もありました。
極端な例ですが、上層階になると安くなる傾向にあります。

工事費が路面店に比べて安価
路面店に比べ開口部が少ないので、工事費は安くなる傾向にあります。

★デメリット
ついで客はこない
２階以上の店舗の場合「なんとなく」の需要や、「ぷらっと入る」という可能性は薄いです。

階段や小さなエレベーターだと車椅子や年配の人・松葉杖の人は入りずらい
足の不自由は方を１階まで毎回迎えに行っている店舗があります。どうしても、行きたいという目的が無いとなかなか来店はありません。

様子がわからないので、入りずらい
なんといってもこれが一番の原因だと思います。
中の様子がわからないとやはり敬遠されます。エレベーターで ５階の店舗まで上がって見に来る方がいました。
そこまでしてくれる方は珍しいくらいです。
 
何屋さんだかわからないと難しいです
１階の店舗でも同じですが、結構何やさんだかわからない店舗が多いです。
店のネーミングもスペルで読めなかったり、英語だらけなど一見しておしゃれですが、お客様からみるとなんだかわかりません。
「よく見ればわかる」は無意味です。２秒でわかるお店にしてください。

プロフィール

中島 将文ショップパートナー代表

建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代～40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。

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