個人事業主になりました。屋号の銀行口座を開設したいのですがどうしたらいいですか?

起業・開業よくある質問をまとめました
一覧はこちら[ 起業・開業よくある質問 ]

ご質問内容

個人事業主になりました。屋号の銀行口座を開設したいのですがどうしたらいいですか?


ショップパートナー代表中島将文SVを約10年経験 開業準備のプロが答えます
ショップパートナー 中島 将文(ナカシマ・マサフミ)
 
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。開業資金をなるべく抑え、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模のお店づくりが得意です。
30代~40代の開業の相談や具体的なサポートが多いです。

回答します

個人事業主になるには、税務署で開業届を提出します。
そこに屋号を記載すれば、原則銀行口座をつくることができます。

屋号付き口座にすれば、店舗名のみで取引ができて、対外的に見た目の信頼度が上がります。

都市銀行・地方銀行
正直口座をつくるのを渋られるパターンが多いです。個人の口座を持っているから大丈夫と思いがちですが、あまり関係が無いようです。実名はあげられませんが、大手メガバンクですごく失礼な扱いをされ、開設を拒否されたことがあります。
クレジットカードど違い他行とつながりはありませんので、何件も回るといいかもしれません。

ネット銀行
楽天銀行や、住信SBIネット銀行などの口座を持っていると、振込など店舗に出向く必要もなく便利です。
しかし、そもそも屋号付きの口座の設定が無い銀行もあります。便利な振込のみ個人口座を使うという手もあります。

信用金庫
元会社員であれば、なかなか信用金庫に出入りすることは無いと思います。
都市銀行や、ネット銀行と違い、信用金庫は地元に貢献する金融機関です。出店予定地の近くの信用金庫だとスムーズに口座を作れる場合が多いです。都市銀行と同様信用金庫の都合で断られる可能性もあります。
私も2行まわり、まるで態度が違いました。

ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、株式会社になりましたが、まだ公共性が高いのか、人により口座を作ったり作らなかったりという話を聞いたことがありません。他行でできなかったとしても、安心して口座開設することができます。
しかし1点注意していただきたいのは、屋号付き口座は通常の普通口座ではなく、「振替口座」になります。
通帳もカードは発行されませんし、入金や引き出しも窓口で手続きする必要があり、取引店舗も限定です。
 
結局でどの口座が良いかというと
金融機関のよって、便利なことが違うので、使い分けると賢いと思います。
ネット銀行は振込が安くて、ATMに並ぶ必要が無いので便利です。信用金庫は、将来的に借り入れを起こすとき仲良くしておくと助かります。ゆうちょ銀行は、店舗型で唯一無料でネットバンクが使えます。振込の確認や、ゆうちょ通しの送金など便利ですので、意外と使える印象です。良いとこ取りで使うといいと思います。


起業の質問や開業の質問、お気軽にご相談ください!
24時間いつでも受付中です(#^^#)
LINEで質問する
facebookで質問する
facebookで質問する



 

起業・開業よくある質問一覧はこちら
[ 起業・開業よくある質問 ]

 

プロフィール

中島 将文
中島 将文ショップパートナー代表
建築工学科出身。ゼネコン・設計事務所を経て、約10年店舗の運営管理を経験。
開業資金をなるべく抑えるプラン作成が得意で、品質が良くてランニングコストがなるべくかからない中小規模の飲食店開業や物販店開業をしています。年代は30代~40代の方がおもで、事業計画などの相談や具体的な開店準備のサポートが多いです。